最終更新日 2024年4月4日
日本ユニセフは、国際児童基金であるユニセフと協力協定を結んでいる公益財団法人です。
日本におけるユニセフの公式な窓口であり、幅広い活動を行っています。
名前はよく聞くが実際にどんな活動をしているのかはあまり知らない、そんな方も多いかもしれません。
日本ユニセフ協会の主な活動内容
募金活動
この協会の主な活動内容としてまず最初にあげられるのは、募金活動でしょう。
世界には様々な国があり、中には経済的な問題から子どもたちに十分な医療や教育を提供できないところもあります。
厳しい環境におかれ、学校に通うことができなかったり、治療を受けられずにいる子どもたちが多数いるのです。
協会は募金活動によって支援を募り、集めたお金をユニセフへと届けています。
協会は、ダイレクトメールやインターネット募金、また遺産寄付プログラムなど様々な形で募金を募っています。
また海外旅行などにでかけた際に持ち帰った外国のコインなども、募金として寄付することが可能です。
その他にもイベントを通じた募金など、様々な形で活動が行われています。
広報活動
日本ユニセフ協会は広報活動にも力を入れており、情報発信を行っています。
近年では、正しい手洗い方法の啓発といった活動にも積極的です。
動画の公開やハンドブックの作成、SNSを通じた呼びかけなど様々な形で発信を行っています。
協会の活動内容を国内に広く伝えるため、出版物や映像など、様々なツールを使った広報も行われています。
世界の子どもたちがおかれている状況をより身近に感じてもらえるよう、講演会やシンポジウム、報告会なども頻繁に開催しているようです。
安全な水の提供を行う
日本では無料同然で手に入れることができる水も、別の国では不足している場合があります。
清潔な飲料水が不足しているような状況では、健康を保つことができません。
また水は衛生管理を行う上でも非常に重要なものです。
感染症対策などのため手洗いをしたくても、水がないため出来ない、そんな国もあるといいます。
風邪などを予防するためには、石鹸で手洗いを行うなど衛生面に気を配ることがとても重要です。
水や石鹸が手に入らない、といった状況では身を守ることが難しくなってしまいます。
気候変動や紛争といった問題によって、食糧不足におちいっている国もあるようです。
気候の変動により干ばつが起きれば、食料の生産に問題が生じます。
また紛争が長く続けば、食料の流通や給水設備などに大きな影響が生じるでしょう。
紛争地から逃れることができたとしても、その先には厳しい避難生活が待っています。
避難生活の中、病院に行くことができず困っている人もいるでしょう。
ユニセフはそうした地域に対し、安全な水を提供するなどの支援を行っています。
また避難生活の場に水を直接運び込んだり、治療センターを支援するなど、様々な形で活動を行っているのです。
医療物資を航空機で届ける
医療物資を航空機で届ける、といった支援も行われています。
経口補水液や抗生物質など、医療用の物資を困っている人々のところへ届けているのです。
水と食料、そして医療は生活に欠かすことができないものだといえます。
様々な物資の不足によって、飢餓や病気などに苦しんでいる子どもたちが世界には少なからず存在しています。
災害によって被災した学校の再建や修復もサポート
ユニセフによる活動は、干ばつや紛争に悩む人々を支える重要なサポートだといえるでしょう。
日本人にとって、子どもが学校に通う、というのはごく当たり前のことだといえます。
しかし紛争等の問題を抱えていたり、災害によって被害を受けた地域では、子どもたちが安全に通学することができません。
ユニセフは、災害によって被災した学校の再建や修復もサポートしています。
世界から集められた寄付を活用し、子どもたちが安全に学校に通うことができるよう、支援を行っているのです。
教育を受けることは基本的な人権の一つであり、豊かな暮らしのために欠かすことができないものでもあります。
十分な教育を受けることができない、といった状況におかれると、その後の将来にも様々な影響が生じてしまうのです。
ユニセフは世界中の子どもたちが質の高い教育を受けることが可能になるよう、積極的に支援を行っています。
まとめ
日本は地震など自然災害が多い国ですから、海外の災害のニュースを見て、他人事ではないと感じる方が多いのではないでしょうか。
日本ユニセフへの寄付は、個人からのものが多いといいます。
寄付の内訳を確認すると、企業や団体よりも、個人の方がかなり高い比率となっているのです。
災害の恐ろしさを知っているからこそ、支援に積極的になれる方が多いのかもしれません。
ほんのわずかな金額であっても、多数の人が寄付をすれば、大きな支援を生み出すことができるでしょう。
ユニセフは緊急支援や人道支援として、保険から衛生、子どもの保護など様々な活動を行っています。
どのような状況にあっても子どもの人権が守られるよう、迅速に対応を行っているのです。
日本ユニセフに届けた寄付は、ユニセフを通じてこうした様々な支援に活用されています。
日本ユニセフ協会寄付金も参考
